歌舞伎?平成中村座とは?!
平成中村座と言われても…、どこの劇場?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
十八世中村勘三郎丈が中心となって、江戸時代の芝居小屋を再現した劇場です。
平成12(2000)年に、東京で初めて上演された「平成中村座」。
海外でも公演され、ニューヨークでは、あの辛口のニューヨークタイムスが絶賛したとのことで、
大変喜ばしいニュースが日本でも報道されました。
中村屋は、江戸三座と言われた幕府公認の芝居小屋を運営していました。
その江戸時代の雰囲気を醸し出した劇場が平成中村座です。
小屋の中に入られて、舞台をご覧になると、一瞬、あれ?と思われると思います。
そうです!定式幕の色が違う!!
通常、定式幕は「黒・柿色・萌葱色」ですが、平成中村座では
「(左から)白・柿色・黒」となっています。
白を使うのは、江戸時代に幕府から中村座に限って許された色だったんです。
これから、九州初上陸の平成中村座を少しずつご紹介して行きます!