名刺の渡し方、先に渡すのは、どちらから?ビジネスシーンの礼儀作法
名刺の渡し方・受け取り方の4つのポイント
① 名刺を先に出すのは?
② 名刺の正しい渡し方は?
③ 名刺の受け取り方
④ 名刺の取り扱い方
名刺は自分の分身であり、会社の顔です。
自分も相手の名刺も大切に扱うことを心がけましょう。
名刺を先に出すのは?
名刺を先に出すのは目下の方です。
大原則となるのは、目下から目上です。
通常の場合、訪問した者から差し出します。
原則はあるものの、自分が目上であっても、
自分が先に名刺を出すような気持ちでいることが大切です。
相手に渡す前に、名刺が確かに自分の物であるかを確認して、
自分が読める方向で持ち間違いがないかを確認しているという相手への
誠意が現されています。
名刺の正しい渡し方は?
名刺は、相手から見て正しく文字が読める方向に回してから渡します。
相手が読みやすいように渡そうという心遣いですね。
名刺を渡すときに、相手が変な顔をされたという体験がありませんか?
方向を変えずに自分の方に名前が向いているまま渡してしまったなど。
相手に時計回りで正面を向けます。名刺の両端を人差し指の上に置き、
親指で挟むようにして、相手の胸の前に出します。
名刺を出すのが相手と同時だったら、自分の名刺は右手で差し出しながら、
左手で相手の名刺を受け取りましょう。
この時の姿勢は、会釈するくらいの形に上半身を前傾させます。
名刺の受け取り方
受け取る時には、上半身を前傾させます。
相手が先に出された時は、まず、相手の名刺を受け取ります。
それから、自分の名刺を差し出します。
名刺を受け取る時には、両手を一度に出すと、焦っているような感じがします
ので、まず右手から、次に左手を出します。そうすると、落ち着いた丁寧な印象になります。
名刺を受け取った時に必ずすることは、相手の名前の読み方を確認することです。
会社名、名前、役職名を確認してから名刺入れに入れましょう。
名刺の取り扱い方
名刺は自分自身であり、会社の顔であります。
大事な物として、相手からいただいた名刺も同様に扱います。
大事な物だからこそ、名刺は名刺入れに入れて持ち歩くように
しましょう。
スーツの胸ポケットから、裸の名刺を取り出したり、定期入れに
入れるようなことはしません。
女性は、名刺入れに入れてバックの中に入れて持ち歩きます。
私は、先日、名刺入れがバックの中で迷子になってしまったので、
早速、ポケット付きのバックインバックを購入しました。
すぐ、名刺交換をすることが分かっていれば、訪問前に名刺入れを
出しやすいところへ移動させておきます。
男性であれば、内ポケットに入れておき、さっと取り出せるようにしておきましょう。
私も経験したことがあるが、たくさんの方が出席される会合などの場合は、
名刺入れ以外にも名刺のスペアを準備しておきたいものです。
名刺が切れてしまいましたと準備不足を痛感してしまいます。
名刺を切らすことがないよう準備をしておきましょう。
もしもの場合を考えて、通常から名刺入れ以外に、定期入れやバックの内ポケットなどに、ストックしておくのも慌てなくてすむ方法です。
それでも、名刺が手元にない場合は、切らしてしまいましたと丁寧に謝った上で、
メモ紙などに必要なことを記入してお渡ししましょう。
相手が切らしていた場合も同様です。
せっかくの出逢いですから、きちんと情報を得ることを忘れないように
しましょう。
名刺の整理については、活用しやすい色々なアプリがあります。
便利な時代になりました。
ご自分にあった整理の方法で探しやすいようにしておきましょう。
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