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訪問時に、お部屋に案内されたら、どこに座ったらよいかご存じですか?身近な礼儀作法

どこに座ったら良いか、迷ったことはありませか?

 

 

 

 

 

和室で座る場所

現在は、なかなか、実際に接待を受けることや和室を使用することもが少ないかもしれませんが、ある社長が接待で日本料理店に招かれて伺うと、お取引先の営業マンの方が席次を決めてありました。

 

 

日本料理店の和室に細長い長方形のテーブルが設置されていました。

社長は招かれた方ですから、後から伺うことになります。

 

 

 

半個室のような部屋で、テーブルの真ん中に座るような席次になっていましたが、通路側の席でした。

 

 

 

その社長は怒って帰るというようなことはされませんでしたが、あまり良い気分はしなかったと話して下さいました。

通路側ですので、他のお客様が通る度に、音がしたり落ち着かなかったそうです。

 

 

 

もし、お招きする側がどこに座っていただくのかを知っていれば、今回のような接待の時も役に立ったと思うことがあります。

 

 

 

そして、お取引先の社長を不快にさせてしまうこともなかったと思います。

 

 

上座、下座

お部屋で座る場所は、基本的には決まっているのです。

 

 

上座、下座という言葉を聞かれたことがありますか?

和室では、床の間は神聖な場所とされているため、床の間に近いところ

が上座です。

 

 

床の間から遠ざかり出入り口に近くなるほど下座です。

 

 

出入り口に近い席は、人の出入りも多いため、出入り口に近いところを下座、部屋の奥を上座という考え方もあります。

 

 

また、景色がよく見える位置をお客様に勧める場合もあります。

 

 

例えば、素晴らしいお庭が見えるようなお部屋だとすれば、上座、下座に関わらず、お客様にご説明して座っていただくという臨機応変な心がけが大切です。

 

上座・・・かみざ、じょうざ

下座・・・しもざ、げざ

どちらの呼び方を使っても大丈夫です。

 

 

洋室で座る場所

洋室では、備え付けのマントルピース(暖炉等)や飾り棚があるところが上座です。

 

 

 

 

 

 

もし、何もない時は、入り口から遠い方が上座になります。

 

 

自分で席次を作る場合は?

もし、私が、このような接待等で席次を作るとしたら、

 

 

当日は何の目的での接待であるか?

次に、お招きする会社名、どういう役職の方が何名お見えになるか?

 

 

もてなす側は、接待をする役職者名と人数。席次のご希望。などをあらかじめ上司に伺うようにしています。

 

 

さらに、時間に余裕がある時は、使用するお店へ下見に伺うこともあります。

 

 

部屋のどこで待機するか?

ご自分が訪問した時には、お部屋に案内されたら、和室、洋室どちらでも入り口に近いところで静かに相手をお待ちします。

 

自分がどこに座るか分からないときは、お部屋の中の下座に座ります。

 

 

勧められた席があれば遠慮しすぎずに、お礼を言って席に着きます。

 

 

この上座、下座は、時や所、相手によって変わることがあります。

 

 

何かの事情で、目上の方が入り口近くに座られていたとします。

このような場合は、その場所が上座となり、その方から一番遠い席が下座となります。

 

 

ご自分がお部屋の中に入られたら、常に、上座、下座を意識して座る場所を決めましょう。

 

 

お部屋でどこに座るかという知識があれば、接待や宴会などで自信を持って席次を決めることが出来ますし、ご自分が訪問した際も安心して振る舞うことができますね。

 

 

皆さんが心地よくなるような席次作成をしたいものです。

 

 

 

相手の思いやりと客としての思いやり、相互の心遣いがあってこその礼儀と作法ですね。

 

 

 

 

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