お土産選びのコツと心得・身近な礼儀作法
お土産を持参した時に、相手の方に
喜んでいただきたいですよね?
お土産は仕事でお世話になっている方や
取引先(お得意様)へ初めて伺う時には大切なものです。
「これからよろしくお願いします。」とか「今日はお招き
いただきありがとうございます」というメッセージを持って
います。
お約束の相手を訪問する時、
どのようにお土産を選んでいますか?
今回は、お土産の選び方について、
5つのポイントをお伝えしてまいります。
- 相手の好みをご存じですか?
もし、甘いものを全く召し上がらない方に、
ケーキやお饅頭をお持ちしたら、せっかくの
気持ちが無駄になりますよね。
強面でスキンヘッドで、よく日本料理屋さんに
行かれている方(○○さん)がいらっしゃいます。
お世話になったお礼に何かお送りしようと思って、
その日本料理屋のオーナーに○○さんは、
いつもどんなお酒を飲まれますか?とお尋ね
したところ、
○○さんは、全く飲めない方なんですよ。
と教えてくださいました。
人は見かけだけではわからないと良く言われますが、その通りでした。
夏の時期でしたので、フレッシュジュースを
お送りしたら、「子供たちと一緒に美味しく
飲みましたよ」ととても喜んでいただけました。
会社やお取引先様など、日頃の会話の中で、
相手の好きな物が何であるかを理解しておくことが
大切になりますね。
・品物の数が多ければ良いというものではありません。
相手の家族が数名の場合、消費期限が短いものを
たくさん差し上げたのでは、かえって、相手の負担に
なりかねません。
数多く差し上げたにもかかわらず、その価値が
低くなってしまいます。品物選びはもちろんのこと、
さりげなく、相手に喜んでいただける数で、
お土産を持参します。
・相手の会社、ご自宅の近所でお土産を買うことは避けましょう。
当日に慌ててお土産を用意したという、
間に合わせの印象に映ってしますことがあります。
受け取る側の立場で考えると、自分のために時間を使って
お土産を用意してくれたことが伝わると嬉しいものす。
品物が高価であるかどうかよりも、相手に喜んで
いただきたいと思う気持ちが大切です。
・お土産に季節を添えましょう。
ご自宅への訪問なら、お土産に数輪の花を添えるなどというのは、
季節感が加わるので、お勧めします。
また、その季節ならではの食料品をお土産に選んでも喜ばれることでしょう。
- お土産を渡す時
本来は、お土産を風呂敷に包んで持参される
方が丁寧なのですが、最近は風呂敷を携帯して
いる方はほとんど、いらっしゃらないと思います。
お店では紙袋に入れてくださいますので、
そのまま持参し、お渡しする際に紙袋から
お土産を取り出して紙袋は畳んで持ち帰ります。
なぜ、紙袋のままお渡ししてはいけないのでしょうか?
紙袋は、お土産をチリやほこりから守るためのものだからです。
ビジネスにおいて第一印象はとても大切なものです。
だからこそ、心を込めて準備したいことですね。
写真(ダイヤモンドオンライン、JTBショッピング、フランス菓子16区、西洋菓子倶楽部、かわしま屋)