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歌舞伎音楽とピアノ

 

歌舞伎の音楽の中には、

 

 

 

長唄

 

 

 

清元

 

 

 

常磐津

 

 

 

竹本といった種類がある。

 

 

 

 

基本的には、
長唄は鳴り物が入るが、三味線方と唄方で構成される。
長唄の三味線の棹は細棹。
清元、常磐津は中棹、竹本は太棹で、それぞれの撥の太さ形状も違う。

 

 

 

これらは舞踊の伴奏音楽であり、
長唄は、歌舞伎の演目の中で、効果音であったり、
役者に合わせた音を出す黒御簾音楽(※1)も担当している。

 

 

いよいよ、博多座でも歌舞伎興行が行われるようになった。
市川海老蔵特別公演では、長唄3演目、清元2演目の予定。

 

 

十一月博多座『市川海老蔵特別公演』

 

 

海老蔵最後の「勧進帳」になるかどうかは、わからないが、
市川家の十八番である演目の弁慶を観たいというのが、
歌舞伎ファン心理であろうか?!

 

 

 

(市川海老蔵・弁慶)

 

 

 

私が習っているのは清元。師匠は三味線方である。
私は唄方。
お稽古の時はマンツーマンである。

 

 

 

昨年の懇親会の時に、
東京のプロのお弟子さんから、
師匠は、他の人が出せない小さな音とかを
出せる数少ない人なんだよと教えていただいた。

 

 

 

 

 

幸せなことに、
私の師匠は、歌舞伎座やその他の大きな劇場に出演、
東京芸術大学でも教えておられたような方である。

 

 

 

プロだから、もちろん、暗譜をしていらして、
当然、どんな曲でも弾きこなされる。
いつも素晴らしい環境でお稽古を受けていることになる。

 

 

 

先日、ピアニストの辻井伸行さんのリサイタルに行ってきた。
2年越し、ずっと、日程が合わず、今回も抽選が当たってのこと。

やっと、生演奏を聴くことができた。

暗譜と言えば、やはり、この方...
あるピアニストは、彼の頭の中には、特別に音符を格納しておく場所が
あるのではないかと言われていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

この時節柄、ブラボーという声は掛けられないが、
始めの一音を奏でただけで感涙!!!
何という澄んだ清らかな音なのであろうか!

 

 

その後は、全12曲、魅了されっぱなしであった!
圧巻のリサイタル!

 

透明感のある純粋な音は最後まで心に響いた。

 

 

 

よく行くカフェのオーナーが、今、日本で一番のピアニストよと
教えて下さった。その通りである!

 

クラッシックは詳しくない私だが、なぜだか、ピアノが好きなのである。

 

 

以前、毎月参加していたゴルフコンペに行くときは、ご近所の方を車に
お乗せしていた。
助手席に毎回座っているその方が、ある時、ピアノが好きなんですねと言われた。
え?どうしてですか?と聞くと、毎月、行き帰りに流れている音楽は、
ピアノばかりよと教えて下さった。
自分では全く気づいてなかったのだが...

 

 

 

 

昨年は、たまたま、NHKで観た「ピアノの森」というアニメに、ドはまりし
ショパンがBGMで流れていると、今のは、ショパンですねと言えるように
なっていた(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、映画の「遠雷と蜂蜜」まで観にいってしまった。

 

 

 

 

 

音楽は、人の心を豊かにする物だと思っている。
邦楽でも西洋音楽でも、美しいものは美しい。

 

昨年は、ショパンに癒やされた。

 

 

今年は、辻井伸行さんを聴き続けるのであろう。
早速、「THE BEST」を購入した。

 

 

お稽古では、清元の曲を一曲終わらせて及第点をいただき、
新しい曲に挑戦中。
こちらは、ひたすら耳で聴き、
音符のない歌詞に、にょろにょろした線(独特な記号?)を
入れて行く。
アカペラで唄えるようになるまでが一つの目安。

 

 

この新しい生活様式の時代になって、
改めて、自分で愉しめるものを持っていて、良かったと思えた。

 

 

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※1.舞台下手の黒御簾(くろみす)の中で演奏される音楽

 

 

写真(松竹、国立劇場、芸能花伝舎、辻井伸行オフィシャルサイト

蜂蜜と遠雷公式サイトサイト)

 

 

 

 

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