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歌舞伎観劇・大向う②

 

8月歌舞伎座は、5ヶ月ぶりに開場となりました!
嬉しい限りです!!

 

 

前回は、大向こうとは?というお話をしました。

 

 

今回は、大向こうの実態についてです。

 

 

大向こうさんは、職業?
歌舞伎の関係者?
などと思われているかもしれません。

 

 

実は、大向こうさんは、アマチュアでかつ、ボランティアです。

大向こうさんと呼ばれる人達は、「大向の会」に所属しています。
芝居には付きものなので、木戸御免(チケット代無料)で自由に出入りできます。

 

 

足繁く歌舞伎の観劇に出かけているとスカウトされるそうです。
元々は、誰が掛けても良い掛け声ですが、上手に声をかけていると、
ある日、トントンと肩をたたかれて、大向こうの会に入会を勧められるようです。
年齢は関係なく、芝居を熱心に楽しいそうに観ている人は観察されていて、
時期が来るとお声が掛かるようです。

 

 

この大向こうが掛かった方が、芝居も盛り上がったり、引き締まったりと
効果音になっています。
演技を邪魔するようなら、役者にもお客様にも迷惑になります。
「誰でもいい」といっても、やはり、上手に掛けたいものですし、
マナーを守ることも大切です。

 

 

 

掛ける声には人柄が出るらしく、芝居が好きで楽しい、
盛り上げたいと思っている声と、俺の声を聞いてくれというような声は、
聞いていると分かってしまうらしいです。

 

 

 

私が習っている清元の曲目の中に「お祭り」があります。
鳶の棟梁に、大向こうが「待ってました!」と声を掛けると、
役者さんが「待っていたとはありがてぇ」と言って受ける場面があります。
この掛け合いを聞くと、こちらが待ってました!と心の中で思うくらいに、
すっきりするというか、その絶妙さに鳥肌が立ちます。

 

 

 

 

福岡には、「飛梅会」があります。現在は、女性会員もいらっしゃるようですが、
芝居の時は、声を掛けられていないそうです。歌舞伎の勉強を一緒にされているとか。
福岡では、飛梅会の会長が演目の解説をされる機会もあります。
ぜひ、その時は、足を運んで観られて下さい。
何度も何度も芝居を観ておられる方の話を聴くと、
新しい発見があるかもしれません。

 

 

博多座では、3階の劇場外の椅子に男性の方が数人で掛けられて話をされているところを目にすることがあります。幕間に大向こうさん達が打合せをしていたり、他の会の方とごあいさつをされていたりします。

 

 

 

全体のバランスを考えて、この演目の役者さんには、こういう声のかけ方をいた方がいいとか、役者さんだけでなく、大向こうの連携も大切でバランスを取り合いながら掛けられています。

 

本家本元の歌舞伎座には、東京の大向こうの会の一つ「弥生会」があります。
各地の劇場に、それぞれの大向こうの会があり、歌舞伎を盛り上げて下さっています。

 

 

 

舞台から見て一番遠い客席が「大向こう」です。
大向こうは、3階席のセンターと両端が定位置です。

 

 

 

いつの日か、掛けてみたいですね。
最初は、宙乗りで盛り上がっている時に掛けてみると、
案外、掛けやすいですよね。
私は、猿之助さんが宙乗りされているときに、3階席から掛けてみました!

 

 

(写真:松竹)

 

 

 

 

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