木乃花の会からのお便り 2019年1月
謹賀新年
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
皆様、いかがお過ごしでしょうか?木乃花の会 代表 安河内葉子です。
今月の木乃花の会からのお便りをお送りいたします。
木乃花の会からのお便り■■■■■■■■■■■■■■■
一、ごあいさつ
一、日本のお作法(作法とは、相手を不快にさせない、恥をかかせない思いやりの気持ち)
一、歌舞伎のいろは(歌舞伎の豆知識)
一、会員特典イベントのご報告
一、代表 安河内葉子の近況
ごあいさつ ■■■■■■■■■■■■
1月 睦月
外気が凛として空は晴れやかにお日様が顔を出しています。
三が日はお天気に恵まれそうです。
初詣に着物を着てなんていいかも?!ですね。
睦月の由来は、
「睦び月」が転じて「睦月」になったと言われています。仲良くすること。仲睦まじいこと。
他にも、始まる、元になる月が転じてむつきになった。稲の実を水に浸す月である「実月(むつき)」が転じたとされる説があります。
日本のお作法 ■■■■■■■■■■■■
今年からお作法について、毎月、少しずつお伝えしてまいります。
既に、ご存知のことかと思いますが、作法のこころえがあると、自分も気持ちよいし、相手も同じ気持ちではないでしょうか。
まず、1.「あいさつと座布団」について
一月は訪問の機会も多い時期です。
和の所作には、なぜそうするのかという理由があります。
それは茶道にも通じていて、相手やものを敬う気持ちから生じています。
和室でのあいさつは座布団に座らず下座に正座して行います。
訪問先の方に勧められるまで座布団には座りません。
また、上座は目上の方や主賓の席なので、勧められないのに床の間の前などには座らないようにしましょう。
☆してはいけないこと
・座布団に座ってあいさつをするのは失礼になります。帰りのあいさつも、畳の上で行いましょう。
・座布団は勝手に動かさない。訪問先の方が定めた席を動かすことをしない。
・座布団の上で立ちあがるのを避けましょう。座布団はおもてなしのこころ。その上に立つことは、相手の気持ちを踏みにじることになります。
歌舞伎のいろは ■■■■■■■■■■■■
南座発祥四百年 南座新会場記念として、11月からの當る亥歳吉例顔見世興行が2ヵ月にわたり開催されました。
夜の部、義経千本桜は、当時人気の人形浄瑠璃が、歌舞伎に移されました。「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」と共に三大名作と呼ばれています。
今回は、三段目「木の実」から「すし屋」に至る二幕です。片岡仁左衛門さんがいがみの権太を演じられました。
通常、見取りで、すし屋のみの上演がほとんどですが、仁左衛門さんは、その前の幕の「木の実」をつけることにされています。
初めてご覧になるお客様にも、わかっていただけるようにと考えられるほど、こだわりを持って演じてあります。木の実の幕で主人公権太が女房にじゃらつき、息子を慈しむところを「木の実」でアットホーム感を出しておくと、「すし屋」での権太の悲劇が際立つという考えです。仁左衛門さんはドラマの厚みが違ってくると考えてあります。
今回もそうですが、演目によっては、大阪型、東京型と役者さんによって、同じ演目でも演じ方が違っているものもあります。
月イチ・歌舞伎(シネマ歌舞伎)を福岡は中洲大洋でお楽しみください。
1/12公開予定。
坂東玉三郎さんが演じる淀の方と楊貴妃。強く美しい二人の女性の物語。
「楊貴妃」、「沓手鳥孤城落月」
3月の「きものde博多座」は、
・3/16(土)昼の部 11時開演:通し狂言 鯉つかみ
片岡愛之助さん主演、十役早替わりと本水を使ったケレン味たっぷりな世界をお楽しみに!
開幕前に”見どころ解説”も企画しております。
※お申込みは先着順となります。お早目に個別でご連絡下さいますようお願いいたします。
会員特典イベントのお知らせ ■■■■■■■■■■■■
次回のイベントは、4月か5月頃を予定しております。
和楽器に触れることが出来るような内容を考えております。
皆さま、お楽しみになさってください。
代表 安河内葉子の近況 ■■■■■■■■■■■■
12月まで、なかなか伺えなかった高宮八幡宮にお朔日参りに行って来ました。
いつ訪れても空気感が良い場所です。宮司とも少しお話ができて、一年のご報告が出来ました。
一年の締めくくりに、ご先祖様に今年のお礼の供養にも行き、清々しい気分で新年を迎える準備ができました。
初旬には、南座で義経千本桜を観劇、夜の部、トリを飾ったのは、中村鷹之資、片岡千之助の若々しい二人で、清元の三社祭を踊られました。鷹之資さんは、舞踊の天才といわれた中村富十郎さんのご子息だけあり、さすがに、上手いと感じました。
久々の京都は外国の観光客が増えており、デパートにも溢れていました。せっかくの京都でしたが、今回は、新開場の南座を堪能することが目的でしたので、南座ならではの招き看板やご贔屓から贈られた竹馬など、他の劇場では見ることがない物を観ることが出来ました。
今年最後の締めくくりになる西門蒲鉾の上田社長が主催されている「博多っ子講座」にお邪魔して、一年の復習を兼ねたテストで、正解率が高いと蒲鉾などの賞品をいただけて、皆さん、楽しみに毎回参加されているのを拝見し、来年は商品を密かに狙ってみたいと思いました。博多のあれこれ、まだまだ、知らないことがたくさんあります。
あり方・生き方を勉強するセミナー(自分ダイヤモンドセミナー)に参加していますが、毎回、今後に活かせることを学ばせていただいています。15(土)には、説明会のセミナーがあり、HPからお申込みの方を含め、たくさんの方とお逢いすることが出来ました。
年末は、28日が金曜日で金融機関の営業が通常の年に比べて2日も早く、バタバタしましたが、
滞りなく業務を終えることができ、ほっと、一安心の月となりました。
終わりよければすべて良し!
今後のイベント
ニッポンが好き!になる講座シリーズは、
・1/26(土)12:00~15:00 「月イチ・ランチ会」の予定です。
場所は、決まり次第お知らせします。
・小筆講座・さらさら書きます「小筆小町」は、2/2(土)18時から予定。
場所は、うめのまさんです。
・3/16(土)きものde博多座:昼の部開催。お申込みは先着順となります。
今年も皆さまとお逢いできますことを楽しみにしております。
※お知らせ:会員の更新手続きについて、個別でご連絡をさせていただます。
どうぞよろしくお願いいたします。
木乃花の会 安河内葉子