木乃花の会からのお便り 2018年7月
皆様、いかがお過ごしでしょうか?木乃花の会 代表 安河内葉子です。
今月の木乃花の会からのお便りをお送りいたします。
木乃花の会からのお便り■■■■■■■■■■■■■■■
一、ごあいさつ
一、しきたり(日本のしきたり豆知識)
一、歌舞伎のいろは(歌舞伎の豆知識)
一、代表 安河内葉子の近況
ごあいさつ ■■■■■■■■■■■■
7月 文月(ふみづき)
今年の夏は、暑くなるとの長期予報が当たりましたね。
最高気温が続きます。
梅雨末期には、日本全国が沛然たる豪雨に襲われており、各地での被害が早く終息するのを祈るばかりです。
7月の博多と言えば、山笠です!山笠も博多織も今年で777年を迎えています。
777年をもっと盛り上げてほしいですね。
秋に、第35回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 福岡大会と求評会が予定されています。
改めて博多織に触れる機会があるといいですね。
しきたり ■■■■■■■■■■■■
土用の丑の日と言えば、7月!
「土用」とは、中国の陰陽五行説にもとづいており、年に4回、立春、立夏、立秋、立冬の前の各18日間を呼びます。「丑の日」とは、十二支から来たもので、昔は、365日に順番を当てはめていました。土用の丑の日という場合、夏の土用を指します。
一年でも一番暑い時期のため、この日に薬草を入れたお風呂に入ったり、お灸をすると、夏バテや病気回復などに効き目があるとされていました。
現在のように、土用の丑の日に、うなぎを食べる習慣は、江戸時代に本草学・蘭学者である平賀源内が、うなぎ屋の宣伝として広めたと言われています。
歌舞伎のいろは ■■■■■■■■■■■■
6月は、博多座大歌舞伎は松本家襲名興行公演が開催され、きものde博多座では、昼の部、伊達の十役を観劇しました。先月のメルマガで触れましたが、スピードとスペクタルが満載の本当に楽しい内容でした。猿翁さんが復活して下さったことに感謝です。本編の「先代萩」を下敷きに、ストーリーが展開して行き、早変わりや外連にみちた作品となっていました。約50回の早変わりが見どころの一つです。
幸四郎さんが、大役の政岡に挑戦され、好演されたことで、これから、どんどん深みを増して、政岡に近づいて行くのであろうと感じました。
夜の部は、魚屋宗五郎を白鸚さんが演じられるのを初めて拝見しました。宗五郎と言えば、菊五郎と思ってしまうほどの専売特許と思っていましたが、果たして、白鸚さんは流石でした。お酒を樽ごと飲んで酔って行く様が、やっぱり、上手いな!酔っぱらっているよね!と十分に感じさせてくれました。
夜の部の大トリは、舞踊「春興鏡獅子」、最初は、勧進帳が観たいと思っていましたが、
期待以上に素晴らしかったです。踊っている最中に、茶道で使う帛紗をさばく場面があったのですが、その綺麗さに感心しました。
もちろん、時代物の「俊寛」の仁左衛門さんも素晴らしかったです。
歌舞伎には、〇〇物と呼ばれる演目があります。今回の春興鏡獅子は、「石橋物(しゃっきょうもの)」に分類されます。
能の「石橋」から題材を取ったもので、別名「獅子物(ししもの)」とも呼ばれます。
春興鏡獅子、英執着獅子、枕獅子、相生獅子、初期のものは女方舞踊で,能とは比較的離れた形でありましたが、幕末頃から連獅子、鏡獅子など、能装束を取入れたもの、能に近くなって、顔に隈取をして長い毛を振回す獅子の舞を中心とするものになって行きました。
代表 安河内葉子の近況 ■■■■■■■■■■■■
5月決算を終え、税理士さんに提出する書類を作成すべく、一生懸命にソフトと数字をにらめっこする日々を送っておりました。
同友会では、グループ長という例会で約8名の社長をまとめる役割を勉強し、7月例会でデビュー予定です。少しドキドキです。
6/2(土)の女子会では、うきは市吉井町に伺いました。朝倉にお住いの会員さんからご案内いただき、白壁の街づくりの中、古民家をリニューアルした雑貨屋さんやレストラン等が増えて、昔ながらの古き良きところと新しいエネルギーが上手く融合しされていました。会員の方がチョイスして下さったイタリアンで美味しいランチをいただき、うきは市や各店のパンフレットまで準備してくださって、至れり尽くせりのプチ旅行となりました。
翌日の月イチ・ランチ会では、イタリアンレストラン「フォンタナ」でのランチ、目を楽しませてくれるような趣向もあり、お食事も美味しく、ふと、気が付くと30席くらいの店内が満席となっているほどの人気のお店でした。
初参加の会員さんから、大和言葉の大切さを教えていただき、今後、皆さまにお伝えできればと思ったところです。
6/7は、博多織777年記念パーティへ参加、知事・市長も参加され、ドレスコードは、博多織を身に付けていることでしたので、私は、トルコブルーの献上を使いました。皆さん、思い思いの装いで、男性は、やはり、ポケットチーフやネクタイが多かったですね。
もっと、博多織777年をアピールしてほしいと思っております。今後の予定としては、
11月に、第35回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 福岡大会がマリンメッセで予定されています。同じく11月には、求評会 が承天寺で行われます。
博多座大歌舞伎は、昼の部が通し狂言で早変わりが楽しみで、夜の部は、従来の型の古典の時代物、世話物、舞踊でした。
中旬には、皆さまにもご案内させていただきました竹本の野澤松也師匠の素晴らしい演奏を聴かせていただいた後、太棹三味線に触れさせていただきましたが、恐々と、皮を破らないかとドキドキでした。いつか皆さまと楽器に触れる機会があればと考えております。
楽器と言えば、反田恭平氏のピアノをアクロスシンフォニーホールで鑑賞してきました。
国内初の海外オーケストラと共演でしたが、1曲目のロシア・ナショナル管弦楽団の演奏が始まるやいなや、圧倒的な音楽の力を感じました。2曲目の反田さんのピアノは繊細で滑らかかつ、アグレッシブさも感じ、次は、ソロでじっくりと聞きたいと思わせる演奏でした。
九国へも友人と印象派展を鑑賞に行き、本物の絵を撮影することが許可されていて嬉しいことでした。帰りは大宰府の参道の古民家カフェで小さなちゃぶ台を囲んで、梅が枝もちを食べながら、話しが尽きないほど楽しい時間を過ごしました。
月末は、母のお見舞いに老健へ行き、帰りにはひと足伸ばして、久々になつかしい地、直方市に伺いました。
今月も盛りだくさんの充実した1か月でした。
8月のニッポンが好き!になる講座シリーズは、
月イチ・ランチ会は、お盆や夏休み期間中ですので、休会します。
ランチ会は、公開イベントですので、皆さまはもちろん、ご友人もお誘いあわせの上、
ご参加下さい。
次回は、9月を予定しております。
会員特典イベントについては、11月に博多座にて「あらしのよるに」の公演が予定されています。
中村獅童さんが主演の歌舞伎です。こちらをA席で観劇し、お弁当付、バックヤード付で
博多座に依頼中です。
OKをいただきましたら、正式に、ご案内させていただきます。どうぞ、お楽しみになさってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
また、皆さまとお逢いできますことを楽しみにしております。