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お便りのバックナンバー

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木乃花の会からのお便り 2018年9月

皆様、いかがお過ごしでしょうか?木乃花の会 代表 安河内葉子です。
今月の木乃花の会からのお便りをお送りいたします。
木乃花の会からのお便り■■■■■■■■■■■■■■■
一、ごあいさつ
一、しきたり(日本のしきたり豆知識)
一、歌舞伎のいろは(歌舞伎の豆知識)
一、会員特典イベントのご報告
一、代表 安河内葉子の近況
ごあいさつ ■■■■■■■■■■■■
9月 長月
朝晩と涼しい風が吹いて来るようになってきました。
カナカナカナと蜩の声が聞こえてきます。
暑かった夏も少しずつ秋に近づいているようです。
十五夜の月は一年でいちばん美しい。
旧暦8月15日の夜の月は、一年の内でもっとも明るく美しいと言われ、
日本人に愛されてきました。
縁側にススキを飾り、月見団子や里芋、さつまいも、栗などを供えるのが
中秋の名月のしきたりとして伝えられてきました。
ゆっくりとお月見を楽しみたいものですね。
しきたり ■■■■■■■■■■■■
9月9日は、重陽の節句(五節句)、菊の節句とも呼ばれます。
「10ではなく9が最高の数字」
9月9日という日にちには、特別な意味があります。数は1から10で表わされます。もっとも大きな数は10ですが、古代中国では、「満ちては欠ける」という思想がありました。つまり、頂点を極めてしまえば、後は衰退していくだけなので、頂点を最高とするのは良くないと考えたのです。そこで、最高の数字は10ではなく9となったのです。
この最高の数字が重なるのが9月9日の重陽の日で、良いことが重なる日とされました。
平安時代に伝わり、宮中では菊を浮かべたお酒を飲み、長寿を祝う「観菊の宴」が行われていました。前日に、菊の花に真綿を広げて置き、菊の香りが移り、朝露がしみ込んだ真綿で身体を清め、若さと長寿を祈る風習もありました。
菊は仏事のイメージが強くなりましたが、もともとは高貴さと長寿の象徴です。
歌舞伎のいろは ■■■■■■■■■■■■
漫画の「NARUTO – ナルト」が歌舞伎に!
新作歌舞伎として、8月に新橋演舞場で公演されました。
新作歌舞伎とは、第2次世界大戦後に発表された作品のことです。戦後の大仏次郎、舟橋聖一、三島由紀夫たちの復古調の強い作品は新作歌舞伎と呼ばれて区別されています。
新歌舞伎は、明治後期から昭和の初期にかけて、劇場との関係を持たない独立した作者によって書かれた歌舞伎の演目のことをいい、江戸時代の歌舞伎が古典歌舞伎と呼ばれています。
今回のナルトの原作には、自来也、綱手、大蛇丸という、「伝説の三忍」がモデルになっています。歌舞伎の演目に登場する名前の忍者が描かれており、他にも登場する尾獣・九尾は、室町時代以降に広まった殺生石伝説に登場する妖狐のイメージを引くキャラクターです。歌舞伎になるべくしてなったのか。と思わせてくれる作品でした。
※自来也、児雷也(じらいや)は、江戸時代後期の読本に登場する架空の盗賊・忍者。
 蝦蟇の妖術を使う代表的な忍者キャラクター。
「児雷也」は、河竹黙阿弥による『児雷也豪傑譚(じらいやごうけつ)話(ものがたり)』(1852年)などの歌舞伎に脚色されている。
会員特典イベントのお知らせ ■■■■■■■■■■■■
☆11/25(日)11:00~16:00予定
あらしのよるにの新作歌舞伎を観劇後、バックヤードツアーを予定。
先日、会員の皆さまにご案内したところ完売となりましたので、博多座さんに再度、
お願いしたところ、数枚のみ増加して下さいました。ご希望があれば、9/12(水)までに
ご連絡下さいますようお願いいたします。
代表 安河内葉子の近況 ■■■■■■■■■■■■
8/4に博多っ子講座に行って来ました。
博多部を学ぶ?ために、博多のまちおこし団体「はかた部ランド協議会」が主催する15年続いている会です。今回は、石蔵酒造さんで公演後、お酒の試飲を楽しみました。
8/7~一泊二日で、念願の霧島神宮への旅行です。昨年からの計画が新燃岳の噴火があり延期になっておりました。指宿で砂むし風呂に入り、知人が設計した白水館の中にある薩摩伝承館で素晴らしい薩摩焼を拝見し、ひとめぼれのお湯呑みをお土産に購入しました。
女二人旅が楽しくて笑い転げたり、ゆっくりデトックスをして、朝は聞いたこともない鳥の声を聞き、二人でまた、行きたいねと思うほど充実した時間でした。
お盆は主人と私のそれぞれの実家にお参りに行き、帰省してきている家族との宴会では積もる話がつきませんでした。
お盆明けは、東京へ。新作歌舞伎のナルトを観劇し、巳之助さん、隼人さんの若手がメインとなり、澤瀉屋一門が脇を固めて、最後に、謎の重要人物として猿之助さんが登場して、引き締まった感じがしました。忍者物だけあって、歌舞伎にピッタリです!博多座での公演を期待しています。
8月納涼歌舞伎の定番となりつつある 再伊勢参(またいくの)!? YJKT(こりないめんめん)「東海道中膝栗毛」、今回は、弥次郎兵衛が不慮の事故で死んでしまった喜多八との思い出を巡るため、再びお伊勢様を目指します。幽霊の喜多八が心配をして同行するという荒唐無稽な道中記です。その中で、早変わりなど、趣向が盛りこまれて、幕切れは歌舞伎史上、初の4人での(幸四郎、染五郎、猿之助、團子)宙乗りで引っ込みと見どころ満載でした。
帰福後は、36℃の炎天下の中、新事業の検証で博多部を汗をかきかき巡り、月末は、同友会の例会とマーケティング×会計という面白い講座を受講し、コミ天のラジオで日本文化と歌舞伎について話をさせていただき、博多座で能×狂言×舞踊の超一流による公演を鑑賞して優雅なひと時を過ごすことができました。
次回のニッポンが好き!になる講座シリーズは、
・9/9(日)11:30~ 月イチ・ランチ会 大名のイタリアン、リストランテ・ファンファーレにて、ランチを楽しみます。
・9/22(土)18:00~20:00 小筆講座・さらさら書きます「小筆小町」
お問合せ・お申し込みは、メールもしくは、fbメッセンジャー、LINEにてお願いいたします。
また、皆さまとお逢いできますことを楽しみにしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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